阿蘇山噴火1カ月 なお火山ガスの放出5倍以上(2016/11/6 毎日新聞)

 熊本県の阿蘇山・中岳第1火口の爆発的噴火から8日で1カ月になる。依然として火山ガスの放出量が小康状態の5倍以上となるなど活発な火山活動が続き、同程度の噴火は今後も発生する恐れがあり、福岡管区気象台は入山規制区域(火口から半径2キロ以内)については噴石や降灰などへの警戒を呼び掛けている。一方で区域外のふもとは噴火以後は被害は拡大しておらず、住民は一日も早い沈静化を願っている。安全をアピールしようと、6日もイベントが開かれた。

 気象台によると、阿蘇山の小康状態の火山ガスの放出量が500~600トンなのに対し、今月1日に2600トンを観測した。36年ぶりとなった爆発的噴火前の9月下旬には放出量は3000トンを超えたが、過去のケースを参考にすると、2600トン段階でも小規模な噴火につながる可能性はある。9月の平均が一日24回だった火山性地震も、10月は3・5倍の85回にのぼった。

 気象台などのこの間の調査によると、爆発的噴火で火口付近に直径1メートル以上の噴石が複数飛散し、最大で3メートル超の噴石もあった。遠くは大分県竹田市で約3ミリの噴石が見つかった。火山灰は熊本、大分、愛媛、香川の4県24市町村で確認。火山灰などの噴出量は3人が死亡した1979年の噴火と同規模で、約50万トンと推定される。熊本大の宮縁育夫准教授(火山地質学)は「近年では一番大きい規模」と話している。

 気象台は「今後も爆発的噴火と同程度の噴火が発生する可能性がある。そうなれば、また噴石や火山灰が遠くまで飛散する」と注意を呼び掛ける。

 今回の爆発的噴火を受け、気象庁は噴火警戒レベルの引き上げ基準の見直しを検討している。9月下旬から火山ガスの放出量が、10月に入ってからは火山性地震の回数も多くなったが、現行基準では噴火前に引き上げられなかったためだ。気象庁は10月26日から観測データをホームページに公開し、情報提供に努めている。

 衛星による観測では、10月8日の噴煙の高さは観測史上最高の約1万1000メートルを記録し、気象庁は噴火警戒レベルを「2」(火口周辺規制)から「3」(入山規制)に引き上げた。

「熊本地震から復興へ」の観光業界、歩みにブレーキ
 4月の熊本地震から復興へ向けて動き出した観光業界には、爆発的噴火でその歩みにブレーキがかかった。噴火から5日間の阿蘇市内の宿泊キャンセルは約1300人にのぼり、日帰り客も入れると被害総額は約1億2200万円に上った。

 火口から約3キロの「ニュー草千里」の展望レストランは地震を乗り越えて10月1日に営業再開したが、10月の売り上げは昨年同期の1割以下に。風評被害を懸念して岩田健佑支配人は「阿蘇は元気にやっている。ぜひ来てほしい」と語る。復興の後押しを狙い、同市の観光施設「はな阿蘇美」では6日、約100店が並ぶ青空マーケットが開かれ、観光客らでにぎわった。

 農業被害も、噴火当日は降灰などで同市の一部地域で農作物や農業施設に約3450万円の被害が出たが、その後は拡大していない。市農政課の職員は「阿蘇山の活動が収まってほしい」と願う。

http://mainichi.jp/articles/20161107/k00/00m/040/019000c
関連記事

Comment



 編集・削除ができます。
 管理者にだけ表示を許可する
 

「東京は危険」、「東京は放射能汚染されている」と書いて信じてくれる人はどれだけいるだろうか。東京江戸川放射線のメインテーマは東京・首都圏の放射能汚染の実態。御用マスコミの裏に隠された汚染状況、独自調査による画像・動画も掲載。


 

管理者の紹介

 

楽天およびAmazonでお買い物する際には是非、下記のリンクからお願いいたします。脱被爆・放射線防護の活動資金に充てさせていただきます。

 

プロフィール

 

東京江戸川放射線

Author:東京江戸川放射線
2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

最新記事

 


東京江戸川放射線
on Google+

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -