「破綻」した凍土壁、東京五輪に間に合わない…福島原発の汚染水対策(2016/9/18 産経新聞)

 東京電力福島第1原発事故は発生から5年半を経過したものの、汚染水対策が袋小路に入り込んでいる。切り札として期待された凍土遮水壁(全長約1・5キロ)は半年近くたっても効果が発揮できず、「破綻」とまで酷評された。汚染水のタンクは敷地を埋め尽くし、建屋にある汚染水処理の完了は2020年の東京五輪までに、という政府の目標達成は危うくなっている。(原子力取材班)

“つぎはぎ”のすだれ状態

 「大半は順調に凍っている。遮水効果は表れ始めている」。凍土壁について、東電側はこう強弁するが、原子力規制委員会の検討会では、有識者らから「計画は破綻している。別の策を考えておく必要がある」「壁ではなく『すだれ』のようなもの」と疑問の声が相次いでいる。

 凍土壁は3月末から凍結を開始した。地下水の流れが早く凍りにくい場所が見つかるなど、完全凍結には至っていない。相次ぐ台風で9月1日には大量の雨水が地下に流れ込み、一度凍結した場所が2カ所で溶け出していることも判明した。

 1日の汚染水の発生量はほとんど変わらないまま。セメントなどの薬剤を注入して凍結を促す追加工事を実施するなど“つぎはぎ”の状態で、もはや凍土壁と呼べるかも怪しくなっている。

 凍土壁には建設費として国費345億円が投入されている。それ以外にも日々の冷却にお金がかかっている。このままずるずる効果もなく引き延ばせるのか。それとも別の手に代えるのか、そろそろ判断をしなければならない時期にきている。

規制委員長「極めて小さい問題」

 鋭い指摘で東電の行動を促す規制委に一定の評価はあるが、もっと本腰を入れられるのではないか。取材班は田中俊一委員長に「受け身の姿勢」ではなく、「次の一手」はないのか、と聞いてみた。

http://www.sankei.com/life/news/160918/lif1609180017-n1.html
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Author:東京江戸川放射線
2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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