楢葉の避難指示解除 全町避難自治体初 双葉郡復興先駆けに(9/6 福島民報)

 政府は5日午前零時、東京電力福島第一原発事故に伴う楢葉町の避難指示解除準備区域を解除した。避難指示解除は田村市都路地区、川内村の一部に次ぎ3例目で、全町避難の自治体では初めてとなった。対象人口は約7400人とこれまでで最も多く、楢葉の地域再生を目指した取り組みは双葉郡全体の復興に向けた先駆けとして注目される。
 避難指示解除を受け、町は5日午前10時半から町内のあおぞらこども園で復興祈念式典を開く。松本幸英町長らが記念植樹するほか、町の新たなキャッチフレーズを披露し復興加速に向けた門出を祝う。双葉署は楢葉駐在所での業務を再開する。
 町の人口は1日現在、7368人(2694世帯)。今年4月に始まった準備宿泊の登録者数は8月31日現在、780人(351世帯)で人口の約1割にとどまる。
 電気、水道などは復旧したが、医療施設と多くの商業施設が再開していない影響とみられる。住民の大半が生活するいわき市など避難先に比べて不便さは否めないのが実情だ。住民帰還を目指す町は、復興拠点と位置付けているJR竜田駅東側地区などの開発を進め、病院・診療所やスーパー、飲食店などの集積を目指す。
 原発事故による風評が続く中、帰還後に営農を再開できるか不安を抱える農業者も多い。町は来年からの本格的な水稲栽培を目指し、放射性物質対策を指導する説明会を開くなどして農家を支援する。働く場を確保するため企業誘致にも全力を挙げる。
 双葉郡では、楢葉町に隣接する富岡町など管内全域が避難区域となった町村の帰還が控えている。楢葉町は生活基盤の整備などをいかに進め全国から住民を呼び戻すのか。全町避難した自治体で初めての避難指示解除となっただけに、他町村からも取り組みに注目が集まりそうだ。
 楢葉町の松本幸英町長は4日、福島民報社の取材に「多くの人の支援で、避難指示解除の日を迎えることができた。町民の生活を支える基盤を一つ一つ整備し、魅力的で復興のモデルとなるまちづくりを進めたい」と述べた。

■9市町村に避難区域 双葉郡中心、6町村は全域
 楢葉町の避難指示解除により、県内で避難区域が設定されているのは双葉郡を中心とした9市町村となった。
 富岡、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の6町村は管内全域、南相馬、川俣、川内の3市町村は一部が避難区域となっている。南相馬、川俣、葛尾3市町村の居住制限、避難指示解除準備両区域では8月31日、避難指示解除に向けた「準備宿泊」が始まった。南相馬市は解除目標を平成28年4月に設定。川俣、葛尾両町村も同年春の解除を目指している。
 政府は帰還困難区域以外の2区域を29年3月までに解除する方針を示している。
 県内ではこれまで、田村市都路地区で26年4月1日、川内村で同年10月1日にそれぞれ避難指示解除準備区域が解除された。
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2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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