原発避難で自殺認定、東電に2720万円賠償命令(7/1 福島民報)

 東京電力福島第一原発事故による避難生活を苦に自殺したとして、浪江町の五十崎(いそざき)喜一さん=当時(67)=の遺族が東電に約8690万円の損害賠償を求めた訴訟の判決公判が30日、福島地裁であり、潮見直之裁判長(西村康夫裁判長代読)は自殺と原発事故に因果関係を認め、東電に約2720万円の賠償を命じた。自殺と原発事故との因果関係を認めた原告勝訴の判決は昨年8月の福島地裁判決に次いで2例目となった。
 裁判は、うつ病を患っていた五十崎さんの自殺が、原発事故の避難生活に起因するかが最大の争点となった。潮見裁判長は、五十崎さんが事故前から患っていた糖尿病がうつ病発症の一因と認める一方、「避難生活での過酷な経験が耐え難い精神的負担を強いた」と原発事故がうつ病発症の最大の原因と認定した。
 原発事故が自殺の要因に占める割合を60%とし、昨年8月の福島地裁判決の80%より低い割合とした。潮見裁判長は糖尿病を患っていた点と、うつ病以外の要因が自殺に関係した可能性を考慮し、原発事故が自殺に関与した度合いを算定したとみられる。
 昨年8月の福島地裁判決に続いて、原発事故に伴う自殺者発生の予見可能性も指摘し、東電の結果責任を厳しく断じた。
 賠償額の内訳は五十崎さんの妻栄子さん(66)に約1390万円、次男政之さん(38)に約630万円、孫貴明さん(21)に約700万円とした。
 訴状によると、五十崎さんは避難先の二本松市などで不眠などの症状を訴えた。平成23年7月24日、飯舘村のダム付近で亡くなっているのを発見された。
   ◇  ◇
 昨年8月、福島地裁は原発事故に伴う避難中に自殺した川俣町山木屋の渡辺はま子さん=当時(58)=の遺族による訴訟で東電に総額約4900万円の賠償を命じた。

■判決骨子
 一、東電に約2720万円の賠償を命令
 一、自殺と原発事故には相当因果関係がある
 一、事故による過酷な経験が耐え難い精神的苦痛を強いたため、うつ状態になった
 一、浪江への帰還の見通しも持てなくなったことが、非常に強いストレスを与えた
 一、東電は原発が事故を起こせば、避難者がさまざまなストレスを受け、自死に至る者が現れると予見することが可能だった
 一、自殺の要因は糖尿病などの既往症を考慮すると、原発事故が寄与した割合は六割

http://www.minpo.jp/news/detail/2015070123804
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2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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