東北電力、値上げで過去最高の売上、「これほど早く回復するとは思わなかった。それだけ消費者の負担が増えたということになる」 (11/8 河北新報)

 東北電力が「V字回復」を果たそうとしている。施設に甚大な被害を受けた東日本大震災から4年目。供給力の約3割を占めた原発が停止したまま、電気料金引き上げによる大幅な増収で一気に黒字基調を回復した。しかし、一般家庭や中小企業が、消費税増税や物価上昇などを背景に負担増にあえぐ中、東北電の好業績に注がれる目は厳しい。

 「これほど早く回復するとは思わなかった。それだけ消費者の負担が増えたということになる」
 2013年9月の料金引き上げに際し、東北電の申請を審査する経済産業省専門委員会にオブザーバーとして参加した加藤房子宮城県生協連常務理事は率直な感想を語る。
 東北電が10月に発表した14年9月中間連結決算は、通期で4期ぶりの黒字転換を果たした3月期に続き、回復基調を裏付ける数字が並んだ。売上高、純利益は過去最高。経常損益は958億円の大幅改善で4期ぶりの黒字をたたき出した。
 15年3月期予想も、電灯・電力料の増加が通期に及ぶことで売上高は過去最高、経常利益は震災の影響が小さい11年3月期以来の800億円を突破、純利益は過去3番目の高水準-。絶大な値上げ効果が押し上げた。
 「いったん巡航速度に戻ったと言えるだろう」と分析するのは審査専門委で委員長を務めた安念潤司中央大法科大学院教授。退職金制度見直し、経費効率化といったコスト削減の取り組みに対しても一定の評価をする。一方で「火力発電の燃料費などのコストに利潤を上乗せする総括原価方式の下では、料金の先行きは原発再稼働の行方次第だ」とも付け加えた。
 女川原発(宮城県女川町、石巻市)と東通原発(青森県東通村)は原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査に入ったばかり。東北電は東通1基の再稼働で年間600億円の燃料費削減効果を見込むが、審査長期化や追加対策を強いられれば、現状で三千数百億円の工事費は膨らむ。
 海輪誠社長は中間決算発表の記者会見で「収益基盤はいまだ安定していない」と繰り返し、構造改革と原発再稼働を経営正常化の二本柱に掲げた。料金については「長期的な維持を図る」と述べるにとどまった。
 安念教授は「電力会社は公益企業。東北電は経営状況や見通しについて、具体的で丁寧な説明が必要だ」と指摘する。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201411/20141108_12005.html
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2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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