汚染水を海へ放出、東電「汚染水ではなく地下水だ、海ではなく港湾内だ」と言い訳(8/7 NHK)

東京電力は、福島第一原子力発電所で汚染された地下水が海に流出している対策として、こうした地下水をくみ上げ浄化した上で、海に排水する計画をたて、地元の漁業関係者に了承を求めていることがわかりました。
汚染された地下水を浄化して海に流すことはこれまで行われておらず、地元は難しい判断を迫られることになります。
福島第一原発では高濃度の汚染水が地中に漏れ出し、これに汚染された地下水およそ200トンが、毎日、海に流れ出していると見られています。
このため東京電力は、護岸沿いに「遮水壁」と呼ばれる鉄製の壁を作って地下水をせき止め、ポンプでくみ上げて放射性物質を取りのぞくことにしています。
そのための浄化設備の建設はすでに始まっていて、来月、遮水壁とともに完成する予定ですが、地上で保管するタンクの容量にも限界があり、浄化後の水の処分方法が課題となっていました。
このため東京電力は、新たに護岸沿いなどでくみ上げた汚染された地下水を一定の基準まで浄化した上で海に排水する計画で、すでに福島県漁連には計画を説明し、今後、地元の漁協にも了承を求めていく方針です。
計画では、原発の建屋周辺の「サブドレン」と呼ばれる井戸からくみ上げた汚染された地下水も同じように浄化して排水するとしていて、近く排水管などの建設を国に申請することにしています。
福島第一原発では、汚染される前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」は行われていますが、汚染された地下水を浄化して海に放出することはこれまで行われていません。
東京電力は「地元の漁業者の同意なく排水することはない。仮に海に放出したとしても汚染水が直接海に流出している現在の状況が改善される」としています。
しかし、実際に海に流すことになれば汚染水対策の大きな転換点となるだけに、地元は難しい判断を迫られることになります。
東京電力は、福島第一原子力発電所で、汚染された地下水が海に流出している対策として、こうした地下水をくみ上げ、浄化した上で海に排水する計画をたて、7日、地元・福島県の漁業者に初めて説明を行いました。
漁業者側からは、風評被害の拡大につながるなどと批判が相次ぎました。
福島第一原発では、敷地の山側にある高台から建屋に流れ込む前に地下水をくみ上げて海に放出する、「地下水バイパス」を実施していますが、建屋への流入を防ぎ切れていないのが現状です。
7日は、東京電力の担当者が、相馬市の相馬双葉漁協を訪ね、集まったおよそ30人の漁業者に、今後の汚染水対策の新たな計画を説明しました。
会合は非公開で行われましたが、関係者によりますと、東京電力の担当者は、現在進めている「地下水バイパス」では、建屋への地下水の流入を防ぎきれていないことを説明した上で、
新たな対策として、原発の建屋の周辺にある「サブドレン」と呼ばれる井戸などから、汚染された地下水をくみ上げ、浄化して海に排水するため、近く配水管などの建設を国に申請すると説明したということです。
これに対して漁業者側からは、「風評被害の拡大に繋がるのではないか」とか、「地下水バイパスだけでなく、新たな対策がまた必要なのか」などと、批判や落胆の声が相次いだということです。
相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は、「地下水バイパスの実施からわずか3か月後の新たな話で、これまでの経緯を踏まえても、漁業者の理解は容易ではない。我々としては、あぜんとしている」と話していました。
会合のあと、東京電力の新妻常正常務は、「施設を建設するための国への申請については、漁業者の方々に、まずは聞いてただけたと思っている。漁業者の皆さんの理解無くして、我々としては前に進めようとは考えていない。理解を得るために、丁寧に説明を行っていきたい」と話していました。
東京電力の新たな汚染水対策について、相馬市の37歳の漁業者の男性は、「個人的には受け入れられない。漁業者がいちからコツコツと漁の再生に向けて取り組んでいる中で、今回の対策は、応急措置のような感じにしか聞こえない。
漁業者の足を引っ張らないでほしい」と話していました。
また、同じく相馬市の64歳の漁業者の男性は、「今までも国や東京電力は、いい事ばかり言っていたが、適切な対策が取れていない。
今日の会議のような話では、漁業者の理解は得られない。今回の対策でまた騒ぐのかと思うと、うんざりだ」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053611991.html
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Author:東京江戸川放射線
2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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