原発タブーと東電批判で、マスコミが無視、新聞社や一般誌にも取り上げられず…映画「あいときぼうのまち」打ち切り寸前(7/5 日刊ゲンダイ)

 昨3日に行われた映画「あいときぼうのまち」のトークイベント。弁護士の宇都宮健児氏をゲストに招き、映画製作にかけた思いや背景などが語られたが、取材に訪れたマスコミは日刊ゲンダイ含め、たったの2社――。まさに、この映画がおかれている状況を物語っているようであった。

 福島県双葉町と東京を舞台に、国の原発政策に翻弄され続けた4世代1家族の70年間に及ぶ歴史を描いた作品。福島県出身の脚本家・菅乃廣氏がメガホンを取り、3・11前後の状況にも触れるが、実はこの映画、6月21日の上映開始時から客足が伸び悩み、打ち切りもやむなしの状況だという。

 関東での上映は「テアトル新宿」の一館のみ。特に単館系の作品は公開から1週間が勝負だが、初日から各回の観客動員数は50人足らずで客席はガラガラ。2週目以降は1日4回から2回に上映回数も半減となった。

 公開前のメディア露出はほぼ皆無。正確にいえば、「宣伝の場が与えられなかった」(宣伝担当者)そうで、マスコミ向けの試写会を開いても、大手新聞社や一般誌の映画担当記者の姿はほとんどなかったという。

 この日のイベントに登壇。故・若松孝二監督の門下であり、同作の脚本を手がけた井上淳一氏がこう言う。

「3・11や原発を題材としたフィクションはインフレ状態であるのは事実だし、作品に力がないといわれたらそれまで。でも、あくまで想像ですが、映画の中で『東電』という実名が出ている。それがメディアの原発タブーに引っかかったのではないかと。架空の電力会社にするのではなく、原発事故の責任の所在をきちんと描きたかった。映画のエンドロールで実名表現について、憲法21条、『表現の自由、検閲の禁止』を明記したのはそのためです。表現の自由を自ら放棄することなんて、僕にはできない。表現者として、それはしてはいけないと思っています」

 夏樹陽子や勝野洋といったベテラン俳優が重要な役どころを演じる。反原発を声高に掲げるわけではなく、各時代の家族の苦闘やラブロマンスも丁寧につむいだヒューマンムービーだ。一見の価値はあるだけに、打ち切り前にぜひ劇場へ。

http://nikkan-gendai.com/articles/view/geino/151599/1
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2011年3月の原発事故時、放射能プルームで被爆。江戸川区の自宅周辺の放射能を測定。測定した結果、放射能汚染が酷いことが判明。妻子は3月より大分県別府市に移住。私も2012年5月末に東京の民間企業を退職し家族と合流。

 

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